家庭菜園の大敵・虫
我が家には小さいながらも中庭があります。
幸い近所の建物の関係でいい感じに日当たりになっていることもあり、引っ越してきてからすぐの頃から家庭菜園を作ってはたくさんの植物を育ててきました。
ですがガーデニング歴数年にもなろうかという私ですが、毎年頭を悩ませている問題があります。
それが「虫」対策です。
今もはっきり覚えているのですが、ガーデニングを始めたばかりの頃に自宅でイチゴをつくろうと張り切って土を作り菜園を整備したのですが、明日あたり食べごろかなとワクワクしながら育てていたところその日のちょうど朝になってナメクジに全部食べられてしまったということがありました。
他にもいくつか無事なイチゴもあったのですが、大きなナメクジに半分以上かじられてしまったイチゴを見てしまったらすっかり食欲がなくなってしまい、その年はただ育てたという実感を得ただけで終わってしまいました。
それからにっくき大敵をやっつけるためにいろいろと本を読んだりネットで調べたりして工夫をしてきてはいるんですが、なかなか完全に成功するということはありません。
世間では農薬がかかった野菜を「不健康」「食べる人のことを全く考えてない」などとまるで人非人のやることとして非難をしますが、一度自分で野菜作りを経験してみると農薬を使わずに植物を育てることがいかに大変かということを身にしみて実感できます。
まずは物理的に虫の排除を目指す
しかしせっかく自分の手で野菜を育てるというのに、農薬をたっぷり使って育てるのでは購入した方がずっと安いし安心です。
どうせガーデニングといっても大した面積のことではないので、その気になれば物理的な手段で虫を排除することもできます。
まず最初の防御策となるのが農家の畑などでもよく見かけるネットやビニールシートです。
防虫ネットはホームセンターなどに行けば案外すぐに手頃なサイズのものを見つけることができるので、畑の土台を作り種をまいたらもうすぐにでもそのネットで取り囲んでしまいます。
そうすればあとから実をみつけて入り込んでくる不埒な虫たちを排除して文字通り温室育ちの野菜たちを作っていくことができます。
ただこれも購入時の注意事項に詳しく書かれているように、ネットをはるときにその中に既に虫がいたりすると、内部で繁殖して出て行かなくなるのでどうぞ食べてくださいという状況にもなるので十分に注意が必要です。
他にもプランターなどで育てるときに周囲に殺虫剤をまいて近づけないようにしたり、自力で虫を見つけ次第やっつけていくというような地道な努力も家庭菜園くらいならかなり効果があるようです。
農薬だからダメというわけでもないよう
私達は普段スーパーなどで野菜を探す時「無農薬」「化学肥料一切不使用」といったような文字のものを見つけると、それだけで他の野菜よりも安全なものだと安直に決めつけてしまったりします。
ですがいろいろと調べてみると、農薬だから一概に健康被害があって危険というわけでもないようです。
近年では野菜に影響しづらく残留量も少ない優れた農薬・殺虫剤もあるようで、家庭菜園用に専用で販売していることもよくあります。
実際に使用してみた人の口コミなどもかなり参考になるので、そうした健康面にも留意された農薬を選んで使用するようにするというのもガーデニングでは大切なテクニックになってきます。