子供に命の大切さを教えるきっかけ
どこの家庭でもありがちなことかもしれませんが、最近息子がペットが欲しいと何度もおねだりをしてきます。
うちは戸建住宅ですし、特にペットを飼ってはいけないという決まりもありませんからもしその気になればいつでもすぐに飼い始めることはできます。
ですが実際に買うとなるとやはり世話をするための用具を整えなくてはいけませんし、毎日の散歩やトイレの処理など仕事も増えます。
息子のことは信じていますが、いざ飼い始めたら世話をしていたのは最初だけで数ヶ月もしたらほとんどの世話は私なんてことになっては困ります。
そこで今は実際に購入をするよりも前に『ペットを飼うということがどういうことか』を息子と話し合いを重ねているところです。
世話もそうですがもう一つペットを飼う時に大変なのがいつかは死んでしまう寂しさがあるということです。
イヌやネコなら寿命は比較的長いので十年以上も生きることはありますが、それでも自分たちよりも先に死んでしまうことでしょう。
そのときに子どもをどのように体操するかということまで飼うときには考えなくてはいけません。
子供だけでなく親も気持ちの準備が大切
ペットを飼うとなると子供への影響ばかりをつい考えてしまいますが、実際には親の方もきちんと意識改革をしていかなくてはいけないといいます。
先日耳の痛い話を聞きました。
というのはある動物病院の先生から聞いたお話で、とある方がペットとして飼われていたハムスターが病気らしく目で見てもわかるくらいに体に大きな腫瘍ができていました。
治療にかかる費用を伝えた所「たった数百円で買ったハムスターにそこまで医療費かけるのもな」とその方から言われてしまったのだといいます。
幸い近くに子供さんはいなかったのですが、もし子供が一生懸命世話をしてきたハムスターに対して親がそんなことを言ったことが分かれば、大きなショックを与えてしまうのではないかと思います。
子供がペットを飼うということは命の大事さを感じる大切な情操教育になりますが、そのためにはしっかりと周りの大人も気持ちを合わせていくことも大事なんだなと思います。