今日は看護師の働き方として介護老人保健施設での働き方を見ていきたいと思います。介護老人保健施設、お年寄りの施設だってことは知っていても具体的にはどんな施設なのか知らない人もいるかもしれませんが、運営の母体は、都道府県です。介護保険施設として運営は都道府県が行っているので、民間の会社ではないのです。入所できる人は、要介護度が1から5の認定を受けている人で65歳以上の高齢者と言う年齢の決まりがあります。病状が比較的安定している人で入院をして治療を受ける必要がない人が対象です。この介護老人保健施設の目的は在宅復帰を将来的には目指すことを目的にしていて、リハビリなどを中心に医療ケアと介護を受けることができる場所です。看護師の配置体制ですが、患者100人に対して9人の看護師の配置が決まっています。
介護老人保健施設、私の家の近くにもあります。求人なんかを見ていると意外と新規でこの建物があちこちにオープンしていることがわかるので、それだけ需要が高いのかなと思っています。看護師として働く場合、どんな仕事をすることになるのか、医療処置もあり、医師が常駐しているので、医師の診療や治療の補助的なことも行うことになりそうです。そして入院している人がいると言うことで24時間体制ですから夜勤もあります。あくまで入所する目的が治療なので、看護師としての役目はとてもありそうですね。
在宅に復帰するための、入院の医療機関と、そして家のちょうど間に位置している施設と言うとわかりやすいかもしれません。看護師として具体的には胃ろう、じょくそうのケアと言った医療処置をすることになりそうです。点滴が必要な人には点滴をしたり、毎日のケアとして検温や血圧を測ったり、それから体調が優れない人への看護などもあります。
医療機関ではないので、それほどバタバタとした職場ではないと思いますから医療機関に比べるとゆったりとした気持ちで働くことができるメリットがあります。医療処置も限られた行為が多いですし、医療機関に比べると処置の内容も比較的簡単なものが多いので、私みたいに少しブランクがある看護師にはぴったりなのかもしれません。医師が常駐してくれているのは安心ですよね。ほかの同じような老人を対象にしている施設の中には医師がいないので、提携している病院に連絡をするまでは看護師が責任を持って患者の急変などに対応しなければいけないところもありますので、その点少しは気が楽かもしれません。