今日は看護師の働き方の特別養護老人ホームを見ていきたいと思います。特別養護老人ホームは運営母体が都道府県であり都道府県の介護保険施設と言う位置づけですので、民間の会社が運営しているわけではないです。入所できる人は、要介護度が1から5の認定を受けていて、在宅では介護をすることが難しい65歳以上の高齢と言うことになっていますから、介護老人保健施設と比べると介護度が高い人が優先的に入所をさせてもらえることが多い傾向にあり、そのうえ入所を希望しているのに入ることができない人も多いのも現状のようです。保育園に入れない子供を待機児童っていいますが、まさに特別養護老人ホームに入れないお年寄りのことを待機老人とでもいいのでしょうか。それが今の現状みたいです。
確かに私の知り合いのおばあちゃんも、家で介護をするのが大変なので、特別養護老人ホームに入れたいと希望をかなり前から出しているのにもかかわらず入ることができなくて待機している状態だと聞いたことがありますので、それだけ入所を希望している人が多い施設なんでしょうね。
この特別養護老人ホームの施設の目的ですが、介護が必要な高齢者が生活をする場所として介護サービスを提供するのが目的です。介護老人保健施設のときには家に帰ることを目的にしてリハビリとか医療ケアを中心に行っていましたが、それとは目的が違って介護サービスの提供が主な目的なのです。
そして看護師の配置ですが、患者さん100に対して3人の割合ですから、介護老人保健施設に比べると一人当たりの看護師が見る患者さんの数はかなり増えていて、3倍と言うこともあり負担は大きいのかなと思ったりしています。具体的にどんな仕事をするのかと言うと、健康管理が仕事の中心で、夜勤はなくて日勤だけのようです。日勤だけと言うのは子供がいる人や家庭がある人にとってはとても安心ですよね。夜勤があると子どものことや家のことが気になりますが夜勤がないのがメリットです。
介護が必要なお年寄りの生活の場所として存在している施設なので、看護師と介護士が主に働いていて、介護老人保健施設には医師が常駐していましたが、医師がいないことが特徴です。基本的には医療行為や医療処置が必要な人の入所はなくて看護師の仕事は健康管理がメインなので私みたいにブランクがある看護師には向いているかもしれません。医療処置はブランクがあると不安ですがほとんどなくて健康管理だけなら復帰しやすそうですよね。